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もしも清麿と詞音が従兄妹だったら その2



 9月16日 午前7時50分 

 清麿と詞音は学校へ登校する。



清麿「ガッシュ、学校着いたら即刻保健室行きだからな。」

ガッシュ「清麿、それは酷いではないか。詞音も、酷いとは思うであろう。」



 清麿の言い分が勝つか、ガッシュの言い分が勝つか、全ては詞音の一言にゆだねら
れた。



詞音「しょうがないよ、ガッシュ君。」



 清麿が「勝った!!」と思ったのも、つかのま、全て逆転する一言が出た。



詞音「清麿が酷いのは元からだもん。」

清麿「なんでそうなるんだよ!だいたい、証拠はあるのか!!」

詞音「4歳のとき、3輪車ずっと貸してくれなかった。」

清麿「うっ!!」



 すかさず答えた詞音にひるんだ清麿。詞音はさらに追い討ちをかける。



詞音「5歳の時には私のハムカツ盗ったし、6歳の時は私の寝言を録音して皆に聞かし
た。」

清麿(まずい、ここで反論しなければ・・・)



 しかし、清麿の記憶には楽しかった思い出しか思い出せない。そして、詞音のとど
めの一言が、放たれる。



詞音「7歳のときは、私がトカゲ嫌いなのを知ってて、トカゲを私の部屋に連れてき
た。」

ガッシュ「清麿は最低なのだ。」



 ガッシュと詞音のコンボに、清麿決死の反論!



清麿「うるさい!!俺はお前等が思っている程、非情な人間じゃない!!」

詞音「そんなことないよ」

ガッシュ・詞音「ね―――。」

清麿「ああ、ちきしょー。」



 清麿は半分泣きながら、進もうとする。



???「シャプペセン!!!」



 呪文のような声が聞こえる。清麿が振り向くと、黒い棒(?)が、詞音めがけて飛
んで来る。



清麿「危ない!!」



 清麿は、詞音をかばうように黒い棒を正面から受ける。



清麿「ぐっ・・・」

詞音「清麿、大丈夫?」

???「やっと、気が付いたか。」

ガッシュ「誰だ!!!」



 35m.程、離れた場所から、二つの影が、近づいてくる。体の細部まで

ハッキリ確認出来るほどの距離になると、三人とも、そのイタさに固まってしまっ
た。



???「我が名は、シャーペン・ブンドーキ!!貴様らの本を燃やしに参った!!!
!」



 体がシャープペンで、背中に大きな分度器を背負っている魔物(?)は叫ぶ。



???「俺の名前は一宮 銀次郎(いちのみや ぎんじろう)!!よろしくな!!
!」



 浴衣を着て、わらじを履いてる十六歳ぐらいの本の持ち主も自己紹介を始める。

ちなみに、ブンドーキは、ノ○トー・ハッ○ミーの親戚である。

銀次郎は、決して、二○ 金○郎ではない。



清麿「詞音・・・先に学校行ってて・・・」

詞音「う、うん・・・・・」



 詞音は学校に向かって走り出す。



銀次郎「ふう、調査じゃ分からなかったが、まさか、誠実そうな清麿が二またかけて
たとは・・・・」

清麿「俺は二またかけてない。そもそも、なんでおまえ俺の名前知ってんだ。」

ブンドーキ「調査した、そう言っただろう。」



 分度器が答える。清麿君、人の話はよく聞こう。



銀次郎「今の娘はなんだ!!漢字を読めば解る!!!どう見ても下の名前だ!!!」

ブンドーキ「知ってんだぜ。夏休み明けに、幼馴染の水野をストーキングしてたのも
・・」

清麿「あっ、あれは水野が悪い仲間と付き合ってるかどうか確かめに・・・」

銀次郎「はっ!!大抵のストーカーは、そんな気持ちからストーキングをはじめるん
だ!!」

ガッシュ「ウヌ、やはり清麿は最低なのだ。」



 パートナーにまで見放された清麿は泣きそうだった。人生いろいろあるからな。

このままでは、話が進まない所か自分がストーカー扱いされてしまう。そう感じた清
磨は呪文を唱えた。



清麿「ザケル!!!!」

ブンドーキ「その程度の攻撃が通じると思ったのか!」



 背負っていた分度器を手に持ち、電撃を吸収する。



ガッシュ「なっ・・・・」

清麿「ザケルが・・・効かない・・・・・?」

銀次郎「ハッハッハッ、貴様らのメイン攻撃は、封じたぞ!!!おとなしく本を渡す
んだな。」



 余裕かましてる銀次郎だったが、恐れていた。第四の術がでることに・・・



銀次郎「速攻で奴等を仕留めるぞ!シャプエルド!!!」



 ブンドーキの頭から、シャープペンの芯が出てくる。



ブンドーキ「さぁ、来い!!!」



 芯を、棍棒のように振り回しキメポーズをとる。



ガッシュ「では、遠慮なく行かせてもらうのだ。」



 ガッシュも負けずに、左手を前に出し、右手を後ろに引いて、キメポーズをとる。



ブンドーキ「ハアァァァァァァァァ!!!!!」

ガッシュ「ヌオォォォォォォォォォ!!!!!」



 ガッシュとブンドーキが、格闘戦を始める。ガッシュの方が腕力があるが、ブン
ドーキは棍棒を使っているためガッシュは幾分不利だった。



清麿「(奴は今、両手を使っている。倒すなら今だ!)」



 心の力を溜める。次の一撃で倒せるように・・・

しかし、それが仇となった。本の光は、相手側からも眩しい位に強くなっていたの
だ。



ブンドーキ「強いのが来る!!銀次郎、あれを使え!!!」

銀次郎「わかった!!いくぞ!!シャプペセン!!!」



 芯が清麿めがけて飛んで来る。



ガッシュ「きっ・・・清麿!!!」



 ガッシュが清麿の方を向いて叫ぶ。



清麿「(これじゃ、撃てない!!)」



 ガッシュがこちらを向いていると言うことは、電撃がこちらに来ることになる。



ブンドーキ「スキありっ!!!!」



 どすんっと、鈍い音がする。



ガッシュ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!



 ガッシュは、悲痛な叫びを上げ、その場にドサッと倒れこむ。

注意・上のガッシュのセリフにある、変な点は濁点です。



清麿「ガッシュ!!ガッシュ――――!!!」



 返事は返ってこない。ガッシュは、ただその場でピクピクと震えていた。



ブンドーキ「フン、魔物とて、所詮は男よ!!」

ガッシュ「チ○コがぁ、チ○コがぁ・・・・」



 ガッシュ、その気持ちは痛い程わかるよ(まさに文字通り)でも、これはちょっと
ストレートすぎるじゃないか?



清麿「立て!!!立つんだ!!!!ガッシュ!!」



 無茶言うなって(汗)



ブンドーキ「いい加減にしろ!!お前もこの痛み、味わってみるか!!!!」



 ガッシュは、その言葉にピクリと反応する。まるで死体が生気を取り戻すように・
・・



清麿「く・・・・(冗談じゃない!!あんなもん食らって堪るか!!頼む、立ってく
れ!!!ガッシュ!!!!)」

ガッシュ「清麿には・・・・・指一本触れさせないのだ!!!!」



 股間を押さえて立ち上がるガッシュ。いやはや、凄い精神力だ。



清麿「よく立った、ガッシュ!!一気に決めるぞ!!!!ザケル!!!」



 ガッシュの口から球状の電撃が繰り出される。気絶しても股間は押さえたままだ
(しつこいな)



ブンドーキ「くそっ!!!」



 分度器で防御される・・・しかし、その盾を破壊することに成功した。



清麿「よしっ!!行けるぞ!!とどめだ!!!バオウ・ザケルガ!!!!!」



 バオオォォォォォォォォォォォォォォ

巨大な電竜がブンドーキに食いかかる。



ブンドーキ「グオォォォォォォォォォォォ!!!!」



 ブンドーキは、普通のシャープペンと、割れた分度器になっていた。(親戚のノリ
トーがノリとハサミを呪文で合体させるからありだな)



銀次郎「逃げるぞ!!」



 シャープペンと分度器を素早くかっさらうと同時に学校のチャイムが鳴った。



銀次郎「やーい、遅刻だー。バーカ!!バーカ!!!」



 あっと言う間にその場を去った銀次郎。その出来事に間抜けな顔をしている清麿と
ガッシュ。



清麿「なんだったんだ??あいつら・・・」

ガッシュ「ヌウ・・・学校に遅れてしまったの・・・」

清麿「とりあえず、学校に行くか・・・」

ガッシュ「ウヌ・・・わかったのだ・・・」



 清麿達は、なんとなくスカッとしない気持ちのまま、学校へ向かうのだった。



時間をさかのぼってください(ガッシュが股間を打たれる直前ぐらいまで)



旧住宅エリアに位置する清麿の家から中学校まで行くのに、どうしても川を渡る。

その川に詞音が通った時、子供の泣き声が聞こえた。



子供A「わ――――、なおみちゃ―――――ん!!」

子供B「大丈夫――――――!!?」

詞音「どうしたの??」

子供C「なおみちゃんが、なおみちゃんが―――――――――!!!」



 子供が指を指したその先には、中州で一人泣く少女、なおみちゃんが居た。



詞音「な、なんでこうなったの??」



 中洲の周りには、足場になるような物はなく、川に囲まれていた。



子供D「ドジョウを追ってたんだ!!板切れに乗って手でこいで中洲まで行けたけ
ど、その後に板が流されちゃったんだ!!!」

なおみ「だっ、誰か助けて―――――!!!」



 詞音はその場にカバンを置き、川に近づく。



子供B「お姉ちゃん、危ないよ!!おっ、溺れちゃうよ!!!」

詞音「大丈夫。私は結構、泳ぐの得意だから。」



 川は増水していて、普段は詞音の膝までの深さだが、この時は腰ぐらいのふかさ
だった。(増えすぎだよ!!)

見た目よりも、流れは速く、油断するとすぐに流されてしまう。



詞音「もう、大丈夫だよ。」

なおみ「ありがと。あなた結構やるわね。」



 なおみちゃんが、自分の認めた相手に言う言葉だ。

ガッシュはなおみちゃんにこの言葉を言わせようとしてどれだけ失敗したか・・・



詞音「じゃあ、学校があるから。」



詞音はカバンを手に取り、走り出す。そして校門まで走った所でチャイムは鳴った。





続く