あるプリーストの物語 正月編
「あけましておめでとうございます、先生ー」
「……?ああ、そっか、アマツの伝統的な挨拶だっけ?
あけましておめでとう、サラ。」
ちなみに今、このプロンテラは空前のアマツブーム。
「遊びに来たわよー!!(バタン」
「エレーーン!!挨拶ぐらいしろよ!!あとドアは静かに開けろよ!
お前の馬鹿力じゃ壊れゲフウッ!?」
「まったく!新年早々失礼しちゃうわね、乙女に向かって。」
問答無用の一撃でエルクが床に沈む。
「乙女!?乙女って言ったね!!
俺の中の乙女は新年早々鈍器でどつかガハァッ!?
って、何だその格好!?」
ボタボタと血を流しながら反論しようとしたときエレンがいつもの聖職者の格好でないことに気づく。
「うわー、”着物”だね、お姉ちゃん。」
「KIMONO?」
聞きなれない単語にエルクが首をかしげたそのとき
「まぁ、アマツの民が正月に着る民族衣装的なものですよ、エルク様(タンスの中から」
いつものようにひょっこりメイドが登場する。
「メイドー!?だから、何で普通に登場しないんだ、あんたってメイドはー!!」
「実は隠し通路が」
「いや、作るなよ人の部屋に!!ていうか、いつ作った!?
あと予算は誰から出てるの!?」
「寝てるときにこっそりと、あと自費ですが何か?」
「ほんとあんたは給料をろくなことに使わないな!?」
「あーーーーもう!!何でそんなに淡白な反応なのよ!!」
「訳わからねぇうえに問答無用で鈍器は勘弁なー!!」
新年早々、鈍器と聖書が火花を散らす。
「平和ですねぇ、サラお嬢様。」
「平和……かなぁ?」
メイドは生暖かく、サラは冷や汗を流しながらどんどん白熱していく戦いを眺める。
「あけおめことよろーー!(バタン
エルーーーク!!今流行のコタツとみかんもってきたぞーー!!
って、戦ってるー!(ガビーン」
その直後、ジェイドが巻き込まれて倒れるのはいうまでもない。