あるプリーストの物語 第二十一話 中編
「マズイ!隊長がハイパーモードに!このままでは死人が出るぞ!主にエルクとかエルクとかあと巻き添えで俺とか!」
半泣きでパニックに陥るジェイド。と、そのとき
ズサッ
「フッ・・相変わらずいい一撃だな、エレン。」
どうやって帰ってきたのか何事もなかったかのようにエルクが着地する。
首が変な方向に曲がっていたがゴキッという嫌な音と共にあっさり元の位置に戻る。
「あれ、師匠、帰るの早かったですね。10秒ちょっと?」「ええ、13秒とは驚きね。」
「ツッコむところはそこじゃねぇぇ!!あとその具体的かつ不吉な数字はどこから(ry
・・って、エルク!無事だったのか!?」
「無論。あれぐらいではやられんさ。
あと正確には12秒94だ。」
「何、その無駄な細かさ、ふざけてるの!って、だから何で計ってるんだよ、お前ら!?
流行ってる!?流行ってるのか、それ!?」
不敵に笑うエルクにツッコむジェイド。
その間にスッとエレンが割り込む。
「あら・・無事で嬉しいわ、エルク。」
「それは喜んでもらえて何よりだ。」
微笑を浮かべ、互いに見つめ合う。
一見すればロマンチックに見えないこともない・・ただし、それはお互いに真っ黒なオーラを出していなければの話。
「さぁ、天国に送ってあげるわ、エルク!」
「決着をつけようじゃないか、エレン!!」
エレン(ハイパーモード)とエルク(暴走特急)の二大危険物が今、ここに対立する。
「あのー・・止めないんですか?」
「死にたくないから無理」
「面白そうだから無理。」
バトル、開始。